妊娠したいと思ったら

計画的に妊娠を考えるなら、いくつか気にかけておくといいことがあります。
まずは基礎体温。これは排卵日を知る手がかりにもなりますが、それだけでなく、毎日測ることで自分の体調をチェックしたり把握したりするのにも役立ちます。ここでいう基礎体温とは主にに起床時に床の中で口の中で測る体温のことです。
女性は月経周期に合わせて、基礎体温が低温期と高温期に分かれますが、月経から排卵までは低温期が続き、排卵日はさらにコトンと体温が下がります。
排卵日の翌日から高温期に入り、妊娠しなかった場合は予定月経の頃に体温が下がり、月経開始となります。
しかし、妊娠した場合は、予定月経頃になっても高温期が続きます。
また、基礎体温は、妊娠中のトラブルを発見するのにも役立ちますので、妊娠後も測り続けることをお勧めします。
つづいて、妊娠前にチェックしておきたい病気に以下のようなものがあります。
●貧血
血液の循環量が増えるため、妊娠すると貧血ぎみになります。元々貧血の人は、更にひどくなりますので、妊娠前から改善するよう努力しましょう。
●風疹
妊娠初期に風疹に感染すると、胎児に視力や聴力の異常、心臓疾患などの障害を起こす心配がありますので、妊娠前に抗体の有無を確認し、抗体がない場合はワクチン接種を受けて、その後2ヶ月間は避妊するなどの対応をとりましょう。
●虫歯
妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりの影響で、虫歯や歯周病が悪化することがあり、お腹が大きくなってくると、歯科での治療を受けるのも大変になってきますので、虫歯は妊娠前に治しておきましょう。
●子宮筋腫
子宮筋腫とは、子宮内にこぶのようなものができる病気で、こぶの位置によっては受精卵が着床しにくくなり、不妊や初期流産の原因になることがあります。整理通がひどかったり、妊娠しにくいときは、一度病院で調べてもらうことをお勧めします。
●はしか
妊娠中に感染すると、ごく初期ではありますが、流産の心配があります。また、大人の感染は重症化しやすいので、妊娠前に感染の有無を調べておきましょう。
●性感染症
エイズや梅毒、淋病など、母体だけでなく赤ちゃんにも大きな影響を与える病気がありますので、妊娠前に必ず父親と一緒に検査を受けるようにしましょう。
この他、基本的なことですが、食生活や睡眠、運動などに気を配り、安定した妊娠生活を送るために、健康的な生活習慣を心がけることが重要です。

妊娠1ヶ月・母親の体[0〜3週]

妊娠週数の数え方は、特に初めての妊娠で、初期の段階はわかりにくく感じることが多いようです。
毎月ちゃんとくるはずの生理がこないので、自分で妊娠検査薬を使って検査をしたら、陽性反応が出たので、あわてて産婦人科を受診し、そこで、医者さんから「妊娠5週です」と言われると、「えっ?妊娠してもう5週間経ってるの?」と驚く人も、珍しくないそうです。
では、妊娠0週0日というのは、いつになるのでしょうか?
それは、最終月経が始まった日、つまり妊娠0週は月経中で、月経が終わると、母親の体内では卵巣で卵子が育ち始め、子宮内膜が少しずつ厚くなり、妊娠が可能な環境になのです。
月経28日周期の人では、最終月経開始から14日頃に排卵が起こりますが、この前後に性交があり、精子と卵子が出会い、受精すると受精卵が誕生します。
ママの卵管で誕生したこの受精卵は、その後、細胞分裂を繰り返しながら子宮へと移動します。
そして受精から約1週間後、子宮内膜に着床すると、妊娠ということになります。
妊娠週数でいうと、妊娠3週頃に妊娠した状態になるのです。
しかしこの頃の母親には、まだはっきりとした妊娠の自覚症状はありません。
でも妊娠を継続させるために、女性ホルモンなどが活発に分泌されるようになります。このホルモン環境の変化により、母親の体に現れてくるのが、イライライする、肌が荒れる、いつも眠い、乳房が張る、おりものが増える、吐き気がする、便秘などが妊娠のサインです。
症状は人それぞれ違うものですが、妊娠のサインとして知っておくとよいと思います。

妊娠1ヶ月・赤ちゃんの様子[0〜3週]

月経周期が28日の母体の場合、卵管で受精卵が誕生するのは妊娠2週目頃で、受精卵が子宮までたどり着くのは、受精から3日後くらいで、その間、受精卵は1個から2個、2個から4個、4個から8個・・と細胞分裂を繰り返し、子宮に到達する頃には桑の実のような形にまで変化します。
そしてこの桑実胚と呼ばれる桑の実のような受精卵が、胞胚に変化し、いよいよ着床(妊娠)という状態になります。
このように妊娠1ヶ月の間に受精卵は驚くほどの速さで変化をしていきますが、まだとても小さいため、この段階ではまだ超音波検査で確認することはできません。
妊娠3週末頃になると、受精卵はタツノオトシゴのような形にまで変化します。
この頃にはすでに、中枢神経や心臓、肝臓など、とても大切な組織がほぼできあがってきます。
中枢神経とは、脳や脊髄に分かれて発達していく組織のことです。
妊娠1〜2ヶ月の間は、流産の可能性が高い時期でもあります。
まず受精卵が子宮に着くまでの間に、細胞分裂が十分に行なわれないと着床できません。
その後も超音波検査で胎児の心拍が確認できるころまでは少し心配な時期は続くかもしれません。
実は、赤ちゃんの性別は、受精した瞬間に決まっているのです。
性別を決めるための性染色体には「X」と「Y」があり、卵子の性染色体は「X」だけですが、精子の性染色体には「X」と「Y」があり、「X」の精子が受精すると「XX」で赤ちゃんは女の子になります。「Y」の精子が受精すると「XY」で男の子になります。

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